鳩山由紀夫首相の初の施政方針演説を受けた国会質問戦。政権交代したにもかかわらず代わり映えがしない。「政治とカネ」の問題をめぐるやりとりは攻守所を変えただけに見える
「スキャンダル国会」と呼ばれたのが、2002年の通常国会だ。鈴木宗男衆院議員(現在は新党大地代表)、加藤紘一元幹事長、井上裕参院議長といった自民党の大物議員が政治とカネの問題でつまずき、次々と離党したり、議員バッジを外す羽目となった。中でも鈴木氏への追及は「疑惑のデパート」と激しかった
政治資金規正法違反の罪で元秘書ら3人が起訴された小沢一郎民主党幹事長をめぐる疑惑。億単位の金が不可解な動きをしており、こちらもデパート級といえよう。小沢幹事長は秘書に任せていたという
まるで「いつか来た道」だ。利権政治に決別し、「永田町の論理」という内輪の世界からの脱却が、政権交代に託された有権者の思いだったはずだ
きのうの午後、「引退」の速報が突然飛び込んできて色めき立った。政界ではなく角界だった。暴行問題で渦中の横綱朝青龍関がついに土俵を去ることになった
どんなに強くても、トラブルばかり起こしていたのでは、角界全体のイメージが下がる一方だ。政界も早く政治不信を払拭(ふっしょく)しなければ。